エプスタイン・バーウイルス(EBウイルス)– あなたの体に潜む静かなウイルス
健康への影響を理解すべき5つの理由 本記事では、機能性医学と免疫学の知見、科学的な研究に基づき、現代人の健康に密かに影響を及ぼしている非常に一般的なウイルスである エプスタイン・バーウイルス(Epstein-Barr Virus/EBV) を紹介します。私たちは医師ではありませんが、この知識は信頼できる情報源に基づいており、自分の体を理解し、慢性的な不調をより正確に捉える助けとなるでしょう。 EBウイルスとは? EBウイルスは ヘルペスウイルス科(Herpesviridae) に属し、世界中の90〜95%の成人が一度は感染していると言われています。このウイルスは一度感染すると体内に潜伏し、免疫力が低下したときに再活性化する特徴があります。 唾液を介して感染するため、「キス病(伝染性単核球症)」としても知られていますが、その影響はそれだけではありません。 なぜEBウイルスを知るべきなのか? 1. 単なる「キス病」ではない – 慢性疾患との関連 EBウイルスは以下のような慢性疾患との関連が示唆されています: 慢性疲労症候群(CFS/ME) 自己免疫疾患(橋本病、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症) 神経変性疾患(アルツハイマー病、パーキンソン病) 特定のがん(バーキットリンパ腫、上咽頭がん) 2. 無症状で潜伏し、突然再活性化することがある ストレスやホルモンバランスの乱れ、免疫低下などで再活性化しやすくなります。症状は典型的な感染症とは異なり、以下のような不調として現れることがあります: ブレインフォグ 慢性的な疲労感 関節や筋肉の痛み 気分の不安定さ 3. 感染に気づかないまま体に影響を与える 子供や思春期に感染した場合、多くは軽症または無症状です。しかしEBVは Bリンパ球 に感染し、免疫系に長期的な影響を与える可能性があります。 4. 食事・生活習慣・ハーブでコントロール可能 EBウイルスを完全に排除することはできませんが、以下の方法で再活性化を防ぐことが可能です: 質の高い睡眠 抗炎症的な食事(野菜、オメガ3、ポリフェノール) ストレスケア(アダプトゲン、瞑想) 免疫をサポートするハーブ(シスタス、リコリス、レモンバームなど) 5. 原因不明の症状の“鍵”となる可能性がある 血液検査が「正常」でも、慢性的な疲労や集中力低下、炎症、ホルモン不調が続く場合、EBVの再活性化が隠れていることがあります。検査例:VCA IgG、EA IgG、EBNA IgGなど。 EBウイルスの血液検査をどう読むか 抗体名意味VCA IgM最近の感染(急性期)VCA IgG過去の感染(一般的)EBNA IgG長期的な免疫記憶EA IgG再活性化の可能性あり EA IgGが陽性かつEBNA IgGが陰性の場合、ウイルスの再活性化が疑われます。 EBウイルスに対応する自然療法・ハーブ ハーブ/成分名作用シスタス(Cistus incanus)抗ウイルス・抗炎症キャッツクロー(Uncaria tomentosa)免疫調整レモンバーム(Melissa officinalis)鎮静・抗ウイルスリコリス(甘草)副腎サポート・ウイルス抑制シベリア人参(Eleutherococcus)アダプトゲン、ストレス耐性向上ケルセチン抗炎症作用L-リジンヘルペスウイルスの複製抑制作用 他の感染症との違いは?…
PureberryJune 25, 2025